来春開校する同志社と立命館小の学校計画で、豪華な設備や学用品が保護者の関心を集めている。ホテル提供の給食や人気ブランド製の通学かばんなど、イメージを高めようと両小とも教育内容と同等以上に力を入れる。児童募集で影響を受ける京の有力私立小も施設を増強するなど、ブランド競争が過熱している。
7月に開かれた同志社小(京都市左京区岩倉)の説明会。給食提供先が京都宝カ池プリンスホテルと発表されると保護者からどよめきが起きた。仕上げは校舎内で行う半自校式で「給食時間前には良いにおいが漂い調理の仕事も分かる。ホテルとはテーブルマナー学習などでも協力したい」(同小)と説明する。
通学かばんは若者に人気の「一澤帆布」のオリジナルリュック。通学時の安全確保のため、希望者に配布するGPS(地球測位システム)発信機を入れる専用ポケットもある。
一方、「本物志向」を掲げる立命館小(北区小山)は給食を大津プリンスホテルに委託。府外で学校までやや距離があるが「ホテルで調理した給食を保温保冷コンテナに入れて専用トラックで運ぶ」という熱の入れようで「食育重視」を強調する。さらに高級感を演出する独自デザインの制服を用意するほか、「スルッとKANSAI協議会」などと連携して独自開発したICカードを使う全国初の登下校管理システムを導入。IC児童証を全児童に配り、校門や交通機関の改札を出入りする情報を即時電子メールで保護者に伝える。
新規参入組の活発な動きに、ノートルダム学院小(左京区下鴨)は7月の学校説明会で、昨春完成したプールの体験会を実施。児童の身長に応じて水深を自由に調節できる多目的プール(総工費約4億円)で、専用プールのない両小との違いを打ち出す。今春には、保護者が児童を送り迎えする車の専用道路も校地内に整備した。
聖母学院小(伏見区深草)は今秋から電子メールによる連絡網やICチップを導入し、児童の安全面をPRする。
ところで気になる学費は、立命館小が約150万円、同志社小が約130万円(初年度、入学金や諸経費を含む)と既存の私立小より高めの設定。「本当の勝負は教育内容」と各小の担当者は口をそろえるが、少子化時代を迎え児童確保は重要課題だけに、ブランド強化の流れは当面続きそうだ。
京都出身の私にとって見逃せないニュース。
初年度学費にガクブルですね。
とりあえず面白いって感じなんですけど、私が小学生のころの初年度学費って私立でもこんな高くなかった気がしますけどねぇ。
「一澤帆布」のオリジナルリュック、私もほしいな・・・。
っていうかあそこら辺にそんな高い学費払える親が4校分もいたかなぁ・・・。中小企業の親は多いですけどね。今一学年何クラスなんでしょうね。
京都の小学校入試今どうなってるのかと興味を持ったニュースでした。